【当事者ママが教える】学校に子どもの特性をどう伝える?
当事者ママ*まき
2025/03/08
はじめに
我が子が小学校に入学してから、いろんな先生方との関りがありました。
その中で、先生にどうやったら子供の特性を理解してもらえるのだろうと悩んだ時期もありました。そして、我が子は小学一年生の頃不登校を経験し、転校して現在の学校で頑張っています。
今回は、そんな我が家の経験も踏まえて学校の先生に子供の特性をどう伝えていったのか、ひとつずつご紹介していきます。
発達障害に理解を示してもらえなかった

我が子は元々知的な遅れはないもののグレーゾーンを言われていて、小学校入学時もまだ診断はついていない状況でした。
それでも苦手なことや発達特性があったため、小学校に入学する前から学校には子供の特性を伝えてありました。しかし、実際に子供が授業についていけなくなったとき、担任の先生は子供が困っていることに気付いていなかったのです。まずここでお伝えすることは、学校の先生は教員であり発達障害についての知識があるとは限らないということです。
私は、子供の特性をしっかり理解してほしいと思い、先生と面談をし、子供が学校生活で困っていることがあればその都度電話でやり取りをしました。しかし、我が子の担任は発達障害の知識がなくなかなか理解を示してくれなかったのです。
スクールカウンセラーの先生への相談

そこで、我が家はスクールカウンセラーの先生と話し合いをし、実際に子供が困っていることや発達の特性などを担任の先生に伝えてもらいました。親からではなく、発達障害に知見のあるスクールカウンセラーの先生から話をしてもらうことで、より具体的に子供の特性を理解してもらうきっかけになったのではないかと思います。
しかし、我が子は学校に馴染めず転校することに。
転入先の先生と面談

転校することになった我が子ですが、転入前に教頭先生と担任の先生と面談する機会があり、我が子の特性について共有しました。
幸い、転入先の先生方は発達障害に理解のある方ばかりで、困ったことがあったらその都度対応していこうという前向きな返答をもらえて安堵したことを覚えています。
転入先には、前の学校で行ったWISCの発達検査の結果を持参しました。やはり、検査結果があると先生方とも情報共有しやすいので、ある方は持参することをおすすめします。
家と学校とで困り事の共有

転入先の学校で少しずつ学校に行き始めた我が子。
しかし、我が子は黒板の書き取りが苦手なことや口頭での指示が覚えられないこと、見通しの立たないことへの不安感など集団生活をする上でまだまだ課題はありました。
担任の先生は、子供が困っていたらその都度報告してくださり、その課題を解決していくためにはどうしたらいいのか、個別支援計画を一緒に考えてくださいました。
今は、一日の見通しが立つように、その日のスケジュールを紙に書き出し毎朝我が子と先生で確認するところから始まります。これは、我が子が視覚優位なことを理解してくれたからこその配慮です。
そして、授業も全部に参加することは難しいため、参加できそうなものや興味のある教科をピックアップして毎日提案してくれます。
先生に発達障害の理解があるかないかで、環境が大きく変わることを思い知らされました。
まとめ

発達障害を持つ子供は、さまざまな場面で先生方の力を借りなければいけないことが多いです。
そのためには、まず子供の特性を理解してもらうところからだと思っています。
なんでわかってくれないの?と私自身もやもやする日々を過ごしていた時もありました。困ったことがあったらその都度先生と話し合いをし、理解が得られないようなら発達障害に知見のある先生に相談し情報共有していくことが大切だと感じました。
もっともっと発達障害に理解のある社会になることを願っています。
みなさんのお子さんが楽しい学校生活を送れますように。

当事者ママ*まき
経歴:保育士資格保有
発達障害の子供を育てる2児の母です。毎日明るく楽しくをモットーに子育てしています。