ヘアカットが苦手な子へ!安心して髪を切る方法
ライター:ふぉぴす編集部
2024.08.14
発達特性や感覚過敏がある子の中にはヘアカットが苦手、という子も少なくないと思います。 今回はヘアカットを苦手に感じる理由や、苦手な子が安心してヘアカットするための情報をお届けします!
ヘアカットを苦手に感じる理由は?
・音への過敏性
ハサミやドライヤー、髪の毛を吸い込む掃除といった音が感覚過敏を持つ子どもにとって大きな刺激に感じ、苦手というケースがあります。
・触覚の敏感さ
苦手なものはそれぞれですが、ヘアカットは様々な触覚への刺激が発生します。髪の毛を切られる感覚や、切った髪の毛やケープが皮膚に触れる感覚、ハサミやバリカンが肌に触れる感覚など。
また、耳周りなど特定の部位への刺激が苦手な場合もあります。
他にも多動でカットされる間にじっとしていられない、予測の難しいヘアカットという状況に対して不安を強く感じる等の理由でヘアカットを嫌がる場合もあります。
日常的に手入れを行うことの多いパーツに対して強く嫌がったり、ヘアサロンを拒否してお店でのカットも難しい…など、悩む親御さんも多くいらっしゃると思います。
そんなお子さんにも安心のヘアサロンと、おうちカットをする場合のおすすめ準備やグッズをそれぞれご紹介します!
ヘアカットが苦手も安心!スマイルカット
実は発達特性が原因でなかなか美容室で髪を切る事ができないお子さま向けの取り組みで「スマイルカット」というものがあります!
多動でじっとしていられない子やバリカンやドライヤーなどの音にパニックを起こす子、知らない場所への警戒芯が強い子など様々な困り事に対して、子どもたちがゆくゆく理美容室に座ってカット出来るようになるために、一人ひとりに合わせてスモールステップでヘアカットができるようアプローチする取り組みを行っています。
来店してカットまで出来なくても大丈夫!子どもたちの気持ちに寄り添いながら無理せず進めていきます。
おうちでカットする場合に出来ることは?
まずは親子ともに焦らない、安心できる環境づくりをしましょう。 親子ともに安心してヘアカットできる状況作りのためには、下記のような事前準備ができます。
- ヘアカットの流れを動画で見せて事前に説明し、未知の状況への不安を減らす
- お気に入りのおもちゃや本、動画など気をそらせるものを用意する
- 短時間でカットを済ませたり、短い時間で済むことを事前に伝える
苦手な部位を刺激してしまうときは…
背中や腕など別の部分を撫でたりして苦手な部位に感覚が集中しないようにすることも効果的です。 また、幼児向けのヘアカッターなどもおすすめです。刃が直接肌に触れない設計で、カットした毛くずが飛び散らないタイプのものなどを使うと苦手な刺激が減らせるかもしれません!
まとめ
様々な刺激が生じるヘアカットですが、苦手な子にも安心のヘアサロンやおうちカットでできる工夫などをご紹介しました。苦手を減らして快適に過ごすための手立てになれば幸いです!
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※写真はイメージです。
ふぉぴす編集部
ふぉぴすを運営してる会社で働いている人。好物は甘いもの。