【体験談】障害児育児の辛かった時…。その気持ちの乗り越え方(後編)
当事者ママ*はるゆうママ
2025/02/14
前編は子どもの特性や辛かった時期の具体的なお話ししました。
後編は、診断から私がどうやって乗り切ってきたかをお話させていただきます。
主治医からの診断。そして多くの助言

その後、病名を診断してくれる病院へ受診しASDの病名を診断されました。
その時、先生には多くの事を教えてもらいました。そして今も、悩んでいることなど助言が頂きたいことなどに対して、ゆっくり説明してアドバイスをくださいます。
ASDの特性や寄り添い方など教えてくださることにより、以前より対応や自分の中での落としどころを見つけることで、とても楽になったのを覚えています。
また、訪問看護とも契約し自宅内での見通しの持たせ方や癇癪が起きた時の対応やASDの特性など色々な助言をプロの方に教えていただくことも心が楽になった理由だと思います。
そして、周りの人から『ただの甘やかし』などの言われても反論もできず自分自身もなくなり、子供も守ってあげることが出来なかったです。
なので、主治医や訪問看護の方など、様々な方に相談し知識や対応策を助言いただくことが大切なんだなと今も思っています。
また、同じ発達障がいのお子様を育てている親御さんとの会話も、とても心が救われました。「それうちも!分かる!」という共感し合える方とのコミュニケーションは、心強くさせてくれました。
母親の時間から解放される時間を作る

私は出産前、とても仕事をすることが好きでした。
もちろん、二人の子供に恵まれたことは幸せですが、子育てのみでは社会から取り残されている気がして、仕事をして自分を必要とされている夫がとても羨ましかったです。そして自分のペースでトイレにも行け、食事も行ける夫と変わりたい気持ちが芽生えました。
なので私は毎日子供が寝た後、15分だけでも大好きな抹茶オレを飲んだりドーナツを食べたりする時間を作ります。
デイサービスに行ったりしている少しのすき間時間に大好きなカフェに行きます。
ずっと子供のケアだけでは、本当に頭がおかしくなっていたかもしれません。
“子育てをしている母親”という任務から離れることも私のモチベーションを上げる1つです。
終わりに

発達障がいのお子様は、多くの特性を持っており、それにより生きづらさや感情のコントロールがうまくできません。
ですが、その特性を知らなかったら自分自身も“何で?”“どうして?”と不思議になるだけでは対応することもできず負のスパイラルに陥ります。
なので、我が子の特性理解をすることも自分自身が辛さから乗り越える1つでもありました。
そして、その特性理解をするために主治医を始め様々な機関や行政に相談し、色んな意見をもらうことで自分自身を楽にすることができると実感しました。
また、同じ発達障がいのお子様を育てている親御さんとの会話は情報共有や新たな情報を手に入れれる大切な場所であり、支え合える仲間と思えることで、心を強くすることができました。
最後は、自分自身を楽にすることと、自分の為の時間を作り、自分にご褒美をあげることで『明日も頑張ろう』という気持ちになれます。
以上が私の障害児育児で辛かったことと、乗り越え方でした。
孤独をとても感じやすい発達障がい児の子育てですが、決して一人ではないので一緒に頑張っていけたら嬉しいです。

当事者ママ*はるゆうママ
経歴:6歳ASD不登校児と4歳ADHD強めのASD兄弟をマイペースに見守るママです!