【当事者ママが教える】発達障がい児育児・これが役立った!~グッズ編~
当事者ママ*はるゆうママ
2025/02/28
発達障がい児育児に役立った便利グッズ4選
発達障がいの子供を育てることは、とても大変ですよね。今回は6歳と4歳の発達障がい兄弟を育てている私が普段使っている便利グッズ4選をお伝えしようと思います!
視覚タイマー

私の長男は知的障がいと学習障害がいもあるので、時計を認識することもできません。そして言葉のみで「あと30分だよ」と伝えても時間の見通しも持つことが出来ません。そんな我が子が時間の見通しを持てるのが、この“視覚タイマー(タイムタイマー)”です。
タイマーを回すと、回した分のみ色が表示されるので、その色の範囲で何となく時間の見通しが持つことができます。このおかげで「あとピピタイマーどれくらい?」と聞いてくる時にも「あとピピタイマー30くらいだよ」と伝えると理解してくれるようになりました。
外出先の時間間隔を伝えるのに便利なのがスホアプリの“ねずみタイマー”です。
療育で有名なリタリコさんが開発した視覚タイマーで、好きなタイマー時間を押すと、りんごとゴールにチーズが表示され、それらをねずみが食べ始めます。ゴールのチーズを食べ終わると、アラームが鳴ります。
セットした時間が長くなるとリンゴの数も多くなるので、先ほどお話しした“視覚タイマー”と同じように視覚的に時間の見通しが持てるので、外出先では“ねずみタイマー”、自宅内や学校では“視覚タイマー”を使用しています。
マスキングテープ

先程もお伝えしましたが、我が子は知的障がいがあるためひらがなを理解することがまだできません。
なので、兄弟それぞれに“テーマカラー”を決めています。長男が緑色、次男が青色なのですが、この2つの色のマスキングテープがとても便利なのです。
衣類や自宅で使用するお皿やコップなど全ては、それぞれのテーマカラーの名前シールを使っているのですが、外出先でお菓子やジュースを買った時にキャップにマスキングテープを貼ると、息子達は迷わず自分の食べ物・飲み物を認識することができます。
自宅ではテーブルを息子たちが使用する時に、それぞれのマスキングテープで場所を囲むことで、息子たちがそれぞれ使用して良い場所を認識することができます。マスキングテープも、とても便利ですが、お子さんのテーマカラーを決めることが視覚的な見通しが持ちやすくなるので、とてもおすすめです。
ラミネーター/ラミネーターフィルム

ASDの子供たちは言葉だけでの伝え方では、理解したり見通しを立てることが苦手です。なので、我が家では一日のスケジュールや1週間のスケジュールをパソコンで作成後、印刷し、ラミネートしています。そしてそれにマジックテープを貼り、その日や週に合わせて付け外ししています。
カレンダーも作成し、1日1日、寝る前に剥がしてもらい、少しでも1カ月という見通しを持ってもらえるように今取り組んでいます。
他にも現在長男は不登校なのですが、登校出来る日も増えてきました。ですが、勉強などの課題はなかなか取り組んではくれません。その為、自宅で大好きなオモチャのマッチングカードなどを作成し、学校での課題にしていただいています。
他にもなかなか話せない長男に要求カードを持たせていて『水筒』『家に帰りたい』など様々なカードを持たせていることで、話せなくても人にそのカードを見せて自分の気持ちを伝える練習をしています。
ラミネートは磁石を付ければ浴室でも使用できますし、これからも活躍してくれることだと思います!!
ヒップシート兼ショルダーバッグ

私の息子は見通しの持てない距離を歩くことが出来ません。ゴールが見えていると歩けるのですが、すぐに「だっこ~泣」と訴えます。
そうなると何をしても歩いてくれません…。
そんな時に役に立っているのが、ヒップシートです。でも、このヒップシート…荷物になりますよね…。
でも最近はヒップシートを兼用することができるショルダーバッグが販売されています。そして容量もあり、とても便利です。
私は毎日使用しています。長男は20キロ、次男は18キロなので長時間は難しいですが、荷物を持ちながら両手で抱っこすることは出来ないので、本当に助けられています。
おわりに

最近は、支援が必要な子供向けの物やサービスが出てくるようになりました。一人で抱え込まず、利用できるサービスなどは利用し、様々な工夫をしている方の真似をして、少しでも心の負担を軽くしていけると良いですね。

当事者ママ*はるゆうママ
経歴:6歳ASD不登校児と4歳ADHD強めのASD兄弟をマイペースに見守るママです!